【拙速より巧遅】

皆様おはようございます。前の会社では「巧遅より拙速」。そう教えられましたが、ワクチンは違うのではないでしょうか。貼り付けた記事(←クリック)を読むと、「国が賠償肩代わり」という前提で、全員接種になりそうですが、「副作用等大丈夫なのだろうか?」と疑問に思います。というのも6月、日経新聞に3回にわたり掲載された「史上最大のワクチン事業 その挫折と教訓」という特集を読んだからです。ではどんな内容だったか説明します・・・時は1976年1月、フォード大統領の時代。ニュージャージー州の陸軍訓練施設で多くの兵士が「呼吸系の疾患」を訴えていました。そして1ト月後、18歳の兵士が死亡。「米疾病対策センター」が調査したところ、兵士から新型の「豚インフルエンザ」が検出されました。このVIRUSが、そこから遡ること58年、1918年に大流行し、未曽有の被害を出した「スペイン風邪」と抗原が酷似。「100万人が死亡する可能性がある」。「流行はジェット機並みにやってくる」。「3か月以内に全国民にワクチンを接種せねばならない」。「決断は一週間以内に」。どっかの国みたいですが、公衆衛生当局はフォード大統領をせっつきます。で、大統領は「全国民2億人にワクチンを接種する」と発表。接種事業は同年10月1日から始まります。すると、11日に最初の被害が・・・ピッツバーグで高齢者3名が接種後間もなく死亡します。国民の不安を払しょくするためフォード大統領は10月14日家族とともにワクチンを接種。その姿はテレビに映し出されました。ところが逆風が。「ギランバレー症候群」の発症者の報告が、12月中旬までに50例以上出ます。この症候群の説明はここでは省きます。最終的には4000万人接種した時点で接種事業は中止。同症候群の発症者は最終的に530人。接種事業との因果関係は「ある」とみなされました。警告された「新型インフルエンザの流行」は起こらず、残されたのは「使われなかった大量のワクチンと4000件の損害賠償請求」でした。そして最終的に二人の学者が、この出来事を検証した報告書を作成します。タイトルは「豚インフルエンザと政策決断」。この報告書が問いかけているのは、「不確実な事柄について意思決定する難しさ。専門家と素人である意思決定者(政治家・官僚)の関係の危うさ」でした。鉄血宰相ビスマルクは、こう言いました。「愚者は経験に従い(学びではなく従いだそうです)、賢者は歴史に学ぶ」。なので政府の皆様方には、1976年のワクチン事業などもじっくりと検証していただき、どうか慎重に事を進めていただきたい。そのように思うのでございました。最後までお付き合いいただき有難うございました。失礼いたします。

by shintekiware5 | 2020-07-22 08:43 | 独り言