人づくりは木づくり

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今、車の中で画像のCDを聞いている。童門冬二さんは今年79歳になるが、「人生で必要なことはすべて落語で学んだ 」(実にエスプリが聞いている「人生に必要な知恵は幼稚園の庭に学んだ」のパクリじゃないか)という本を出してるくらいだから、聞き手を飽きさせない実に味のある話し方で鷹山の功績と人となりを語ってくれる。

 私に取ってためになるエピソードばかり。

 中でも気になったのは「人づくりは木作り」という言葉。

 人作りは木作り。苗木を育てるようなもの。
 
  檜もあれば、杉もあり、樫もあればどんぐりもある。

 そして宮大工の西岡さんの例を出し、こう続ける。優れた大工さんは材木から木を見ていない。苗木からずーっと見ている。

 「お寺の天井板になるのかな?丸太になるのかな?それとも燃やしちまうのかな?」こんな具合に。

 また、気配りとは木配り。木に枝葉がつけば剪定してあげる。

 童門氏はさらに続ける。

 実はこういった考えが個人個人の意見形成能力が高まっている、今のIT社会なぴったりだというのだ。
 
 さて

 当社には様々な履歴の社員かいる。

個人個人のキャラを大事にし、異能を発掘し、発揮させてあげるのも私の重要な使命なのである。

by shintekiware5 | 2006-04-25 23:59