力は出し切ってこそ。翌日に増える。だから出し切れ。

力は出し切ってこそ。翌日に増える。だから出し切れ。

  山口良治元伏見工業高校ラグビー部監督の言葉です。先週金曜の日経30面に神鋼総監督平尾誠二氏のインタビューが掲載されており、その中で紹介されていました。
 平尾氏高校3年の頃、伏見工業高校は高校生相手には無敵で大学生と試合するようなチームでした。破竹の勢いというやつですね。そして厳しい指導で有名な山口先生も次第に怒らなくなってきたそうです。完成度が高いわけですから。

しかし、某高校との練習試合で前半50点の差をつけ、選手は油断から来るミスや手抜きをしたそうです。
 するとハーフタイムに「人間の力は出し切らないと増えない。相手が弱いからといって全力を尽くさないのは試合をする意味がない」と一喝されたそうです。
 その言葉で選手は試合をする意味を改めて考え納得し、どんな相手にも手を抜かず、念願の全国制覇を遂げました。
 平尾氏は続けます。 「今は若者を中心に正面からぶつかるより少し余裕を持ったり力を抑えたりする方が格好いいという風潮がある。しかしそれでは今持っている力すら減ってしまう。嫌なこと、きついことに正面から向き合って乗り越えて初めて少し自信が付く。そして周囲はそれを称賛しないといけない」 と。
 子育てにも自分自身を鼓舞するためにもそして社員教育にも役に立つ言葉と思い投稿しました。
 繰り返します。
 力は出し切ってこそ翌日に増える。だから出し切れ。

平尾監督山口先生有り難うございました。そしてみなさん熱くてごめんなさい。最後までおつきあいいただき有り難うございました。

by shintekiware5 | 2011-09-06 16:23 | 感動