何も足さない。なにも引かない。
いまどきこんな店があるのか?
そんな店だった。
ある離島。
カウンターには親父一人。
「いらっしゃいませ」の言葉はない。
しかし
価格設定は良心的。
ラーメン470円、チャーシューめん570円。
迷わずチャーシュー麺を注文。
チャーシュー5枚にのりが乗っかっている。
典型的なしょうゆラーメン。
つまり
中華そばと言える。
シンプルだ。実にシンプルだ。
昭和の時代、日活だか、東映だか、登場人物がすするラーメンみたいでとても感動的。なるとがあれば尚良かった。
がっつり食べてみる。
なかなかうまいじゃないか。
実は・・・
高一か中三の頃、月刊誌平凡だか明星だかに、三原順子だったか川崎麻世だったか、
「しょうゆらーめんにお酢を入れる」と書いてある記事を見て以来、しょうゆラーメンにお酢を入れて食べることが結構ある。
今回もお酢とこしょうをたっぷり入れていただいた。
ますます味が良くなった。
何も足さない、なにも引かない、どうぞ細かい味付けはお好きなように・・・・
どんどんどんどん美味しく美味しくラーメンが御馳走になっていく今の時代、こんな超シンプルなラーメンに出会ったのも久しぶりだった。
カウンターには俺ともう一人、50代の男性のみ・・・・・
来たい人だけ来ればええんや。
こんな親父の生き方も何か好きだ。
ちなみにこの店、20年以上続いているという。
素晴らしい。
by shintekiware5 | 2009-09-02 23:52 | グルメ